琵琶について

弦楽器。木製の胴の上部に短いくびがあり、四弦または五弦。胴はなすびのような形で平たく、長さは 60cm~106cm。日本では主に撥(ばち)で弾くが、中国などでは義甲や爪で弾く。起源はペルシア、アラビアとされ、インド、西域を経て、奈良時代に 日本に伝わった。聖武天皇も琵琶の名手だったといわれる。

平家物語について

平家一門の栄華とその没落・滅亡を、仏教の因果観・無常観を基調に描いた軍記物語。原本の成立は鎌倉初期から中期にかけてといわれている。平曲として、琵 琶法師によって語られ、以降の軍記物語はもちろん、謡曲、浄瑠璃など多くの文学に影響を及ぼした。早くから読み本、語り本の系統に別れ、数々の異本に派生 していったと考えられており、読み本の代表的なものとしては6巻本(延慶本)、20巻本(長門本)、48巻本(源氏盛衰記)など、語り本には12巻本に灌 頂巻を加えた覚一本、流布本などがある。

源氏物語について

平安中期に紫式部が書いた世界最初の長編物語。54帖から成る。宮廷を舞台に平安前~中期の世相を描写しつつ、光源氏と源氏をめぐる女性たち、さらには源氏の子供・薫に至るまでの複雑な人間関係が描かれている。

【参考文献】 広辞苑(岩波書店) 日本文学史辞典(京都書房)